お位牌で最も重要な札板には、朴(ほう)を使用しています。木目が緻密で素直な(狂い難い)特性のある朴は塗肌を活かすのに最適な材をして、会津塗りでは、位牌・重箱などの板物木地に使用されています。
艶やかな塗り肌からはわかりませんが丁寧な下地技法が施されています。漆は耐水性・耐熱性・耐酸性・耐アルカリ性など優れた特性を持つ塗料ですが、紫外線に弱いことが難点です。通常のお位牌の場合、永くご使用いただきますと生活紫外線(蛍光灯等)の影響を受け、生地の木目が塗表面に現れてくることがありますが、[布着せ]を施すことでそれを防ぎ、また木地自体の歪み割れを防ぐ働きもあります。
布貼り加工のあと、漆と[地の粉][砥の粉]などの伝統素材工法によって堅牢な下地が形成されます。
[地の粉]・・・珪藻土です。
[砥の粉]・・・合わせ砥を切り出す時に生じる粉末で木工の目止め用と同じものです。
漆・・・豊かな艶には熟練した職人技だけでなく漆にも秘密があります。暑い夏の盛りにだけ取れる漆を丁寧に精製し幾多の磨き工程を経て豊かな艶をだします。
呂色・・・数多くの[砥ぎ][擦り漆][磨き]の繰り返しによって深みのある艶が得られます。
金を蒔き付けるタイミングが遅いと、金粉が付かなかったり、ピカピカの艶になってしまいます。また、早すぎると、金を蒔きつける綿で金付け漆等の上を傷付けてしまったり、艶のない粉っぽい仕上がりになってしまいます。丁度良い金色を保つため蒔き時(タイミング)には、職人技が必要です。
本呂色極上千倉座 本金粉仕上げ
寸法 高さ(単位cm)
3.5寸 総高さ:17.7cm
4.0寸 総高さ:19.6cm
4.5寸 総高さ:21.8cm
5.0寸 総高さ:23.8cm
5.5寸 総高さ:26.8cm
6.0寸 総高さ:28.3cm
担当:マネージャー永野
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