琥珀は、およそ三千年から七千年前、松柏科植物の樹脂が化石化することで作られてきました。長い年月を経て、時には昆虫や木の葉などを包みながら歴史と共に生きてきた琥珀は様々な種類を持っています。それぞれが神秘的な輝きと、鉱物にはない柔らかさと温かみを持ち合わせています。

琥珀と念珠
琥珀は天地四方を祭るために使われ鎮壇具となり、七宝の一つとなりました。「琥珀不取塵芥」と言われ“琥珀はきれいなものは吸い寄せるが、汚れたものは吸取らない”清廉潔白な人は不正な物品を受け取らないと例えられています。また、東大寺献物帳に「琥珀念珠」としての記述がある様に古くから念珠としても利用されてきています。

また、宝石の中で最も軽く、熱も不導体なので、夏は涼を呼び冬は温かく感じられます。自然とともに蘇り、豊かな肌触りがあり、使えば使うほどしっとりとした落ち着きのある色艶が更に出てきます。ご使用後は柔らかい布で良くお拭き頂き末永くご使用くださいませ。

*辰巳屋の琥珀念珠は

ロシア政府承認の琥珀を使用しております。