お仏壇の選び方 
“辰巳屋”のお仏壇は2万円〜1,000万円までご用意させていただいております。何故そんなに金額が違うのかご存知ですか? 
店頭でお客さまとお話をさせていただくと、よく「何故、そんなに安いの?」や「何故、そんなに高いの?」という声をお聞きします。正直、はじめてお仏壇を選ばれるお客様にはとてもわかりづらいものなんです。
 
簡単に言いますと以下のような違いになります。

お仏壇の価格の違い

 

1.素材の違い・・・転写にするか、希少銘木にするかで極端に違います。(ワシントン条約のレッドリスト入りしているものが多く、値上がり傾向にあります。)

 

2.職人の違い・・・国内の熟練職人による一品物はそれなりのお値段になります。

 

3.販売店による違い・・・お店によって、同じ商品でも利益幅設定などが大きく違いますので“販売価格”にも違いが出ます。

 

いろんな要因がありますので、非常に細かくはなりますが、“わかりやすく” “丁寧に”書いていきたいと思います。また、決して“高いものを売りたい”がための説明ではございませんのでご理解ください。お値段も大事です辰巳屋では“お求めやすい仏壇”から“最高級仏壇”まで、地域一番の展示本数がございます。きっと、“ご満足いただけるお仏壇選び”ができます。
 
一番大事なことは、お客様にご満足いただくことだと考えております
 
あなた様のお仏壇選びのお役にたてましたら幸いです。 
    

ここではまず[唐木仏壇]を例にとり、グレード・材料・品質について書いていきたいと思います。

唐木仏壇のグレード

古くは奈良時代に唐より伝わったとされる“唐木”。当時より日本では産出しない重厚な木材を総称して“唐木”と呼ばれるようになりました。仏壇の材料として使用される唐木は、比重・強度・耐久性・寸法安定性・防虫性・乾燥性が高いのが特徴です。なにより木理が緻密で、杢目の美しい厳かな雰囲気をたたえるその様が、高級仏壇に使用される所以です。

黒檀・紫檀・シャム柿・鉄刀木などの唐木は、近年極めて貴重な素材となっています。唐木材を多く使っているものほどグレードが高く、耐久性に富み、高級品ということになります。加工方法から分類すると高価なものから、[四方練][三方練][二方練][軸練][杢張り][転写]となります。


[四方練]芯材に四方向から厚さ5〜7mmの唐木の厚板を貼り合わせています。

[三方練]芯材に三方向から厚さ5〜7mmの唐木の厚板を貼り合わせています。

[二方練]芯材にニ方向から厚さ5〜7mmの唐木の厚板を貼り合わせています。

[軸  練] 芯材に前方向から厚さ5〜7mmの唐木の厚板を貼り合わせています。

[杢張り]厚さ0.2mmにスライスした唐木を貼りあわせています。

 転写(印刷)白木に唐木の木目を印刷しています。

丈夫で強い銘木を安定させるため、芯材が必要となります。芯材の材料としては、セピターなどがございます。

使われる唐木の材料

本黒檀(縞黒檀)

インドネシアのスラウェッシ島で産出されるものがもっとも有名です。本黒檀・縞黒檀・青  黒檀などがありますが、仏壇の材料としては縞黒檀がもっとも人気があり、現在の本黒檀にあたります。黒檀に美しい木目が浮き出た、仏壇の材料としては最高級の銘木です。極めて硬く、耐久性に優れ、虫や菌に侵されにくい上、乾燥性がよいという特徴があります。


本紫檀

本黒檀とならんで、仏壇の材料としては最高級品の材木です。硬い木質ですが、木肌は緻密なのが特徴で「紫」というよりどちらかといえば「赤茶」色をしています。正倉院卸物の唐木細工のなかではもっとも多く見られ、古くから珍重されていました。


紫檀

赤みを帯びた銘木で、硬く・重く・耐久性に優れ、虫や菌にも侵されにくいという特徴があります。とても堅いため、加工がとても困難で職人さんも大変です。また、なかなか乾燥しないため最低一年間は外で自然乾燥し、その後室内で蒸気乾燥させるなど手がかかります。その反面仕上がりは大変美しく一番人気があります。


鉄刀木(タガヤサン)

木目の美しい木材で、古来より銘木とされてきました。飛雲形・雲門形・矢箸形、いわゆるタガヤサン杢を示し広く知られた木です。この表面近くは淡黄白色をしたいますが、芯のほうでは紫黒色、黒褐色をしています。

仏壇に使うときには薬品で色抜きをして、明るい色調に仕上げます。

腐食に強い木なので、長く続くという願いを適えるシンボルとして床柱にもするといわれています。


シャム柿

中南米から中央アフリカに分布する木で余り大きくなりません。色は黒檀に似ています。柾目に縞が入りバブル模様を描きます。均一木質でなく交差木目が特徴で、削り仕上がり面は美しくツキ板加工にもよく耐えます。非常に希少価値が高く、美しい木目がでているものは高級品に使われる銘木です。


黄王檀(きおうたん)

原産地は熱帯地区において産出され、硬い材料の部類に属します。材料の色目は黄色味を帯びているために、黄王檀とも呼ばれ仏壇を主体に使用されています。加工性は黒檀・紫檀より優れているといわれています。


胡蝶檀(こちょうたん)

南アフリカを原産国とするムラサキ科のオリーブウォールナットのことをいいます。アメリカでは黄金檀の一種とも呼ばれています。辺材は白色、心材は暗褐色〜濃褐色の縞模様です。


本欅

欅は寿命も長く、その気高く雄々しい樹形は生命力を感じさせます。材は、硬く重く、色合いも黄色味を帯びた美しいオレンジ色をしています。また、杢目の豪快さが美しい仙台箪笥やお椀、お盆などの器類・建築では大黒柱や装飾材としてつかわれています。お腹の芯にまで響きわたる、あの和太鼓の重低音も、この欅だからこそ出せるのです。


槐(えんじゅ)

えんじゅはマメ科に属する落葉樹で樹高は15m、直径は60cm程度。山野に自生し、国内では主に北海道で産出されます。関東以北では古くから鬼門除けとして植栽されてきました。


屋久杉

屋久島の標高五百メートルを超える山地に自生しているスギで、樹齢千年を超えるものを屋久杉と呼んでいます。スギは五百年余りが寿命といわれていますが、屋久杉は二千年を超える巨木が見られます。ゆっくり育つ屋久杉は材質が緻密で樹脂分が多く、腐りにくいので成長が遅いのですが、スギとしては長寿なので巨木になるといえます。

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
093-695-0618

担当:マネージャー永野

北九州市八幡西区の『辰巳屋』は、お仏壇・仏具・贈答品の専門店です。
贈答品、香典返しや法事の引き出物もお任せください。                  お仏壇の方は金仏壇・唐木仏壇など伝統的なものから、和モダン・都市型など現代的なスタイルまで、厳選してご用意しております。                           仏具も、お数珠やりん・具足・打敷などの仏具も充実の品揃えで、お客さまのお問合せをお待ちしております。

全国への発送も承りますので、どうぞお気軽にご相談ください。

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ・相談予約

093-695-0618

E-mail:hnagano@equ.bbiq.jp

新着記事一覧

7月1日
お仏壇・提灯セール
5月8日
お仏壇・提灯
3月20日
1月20日

お仏壇・仏具・贈答品
辰巳屋

住所

福岡県北九州市八幡西区八枝(やつえ)3-9-1